ロレックス ミルガウス MILGAUSS
1956年、科学者や技術者のために開発されたロレックスの特殊モデル『ミルガウス』。強力な磁場の影響下でも正確な時刻を保つことを目的に誕生した本モデルは、フランス語で「1000」を意味する「Mille(ミル)」と、磁束密度の単位「Gauss(ガウス)」を組み合わせた名称に由来し、1,000ガウスという当時としては驚異的な耐磁性能を実現。この耐磁性能は、当時の一般的な機械式時計の限界を遥かに超えるものでした。
初代モデルは、回転ベゼルを備えた「Ref.6541」。一般市場での人気には至りませんでしたが、その後、よりシンプルなスムースベゼルと稲妻型の秒針を採用した「Ref.1019」が登場。スイス・ジュネーブの欧州原子核研究機構(CERN)の研究者らに愛用され、その実用性とユニークなデザインが一部の愛好家から高い支持を得ました。
しかし、目に見えない耐磁性能へのニーズが受け入れられなかったのと、クオーツ時計の台頭も重なり、1988年頃にミルガウスは一度ラインアップから姿を消します。その後は“幻のモデル”としてヴィンテージ市場で注目を集めるようになりました。
そして2007年、ロレックスはミルガウスを現代的なスタイルで約20年ぶりに復活。「Ref.116400」として、初代モデルを思わせる精悍なブラック文字盤、そしてファンの間で“トロピカルマンゴー”の愛称で知られる爽やかなホワイト文字盤、そしてグリーンサファイアクリスタル風防仕様「Ref.116400GV(GV:Glace Verte=フランス語で“緑のガラス”)」の3種を展開しました。最大の特徴は、初代モデルを彷彿とさせるオレンジ色の稲妻型秒針で、耐磁性能だけでなく、デザイン面でも鮮烈な個性を放ちました。
耐磁構造には、ムーブメント全体を軟鉄製のシールドで覆う従来の手法に加え、テンプに耐磁性合金を用いた「ブルーパラクロム・ヘアスプリング」を採用。ムーブメント自体の耐磁性を大幅に向上させ、高い信頼性を誇ります。
2014年には“Zブルーダイヤル”が登場。グリーンサファイアクリスタル風防とジルコニウムを含むメタリック仕上げの美しいブルー文字盤による幻想的なコントラストが話題を呼び、ミルガウス史上最も人気の高いカラーバリエーションとなりました。スタンダードなブラックやホワイトの文字盤とは一線を画す大胆なビジュアルは、ミルガウスの評価をさらに高める要因となりました。
ロレックスの優れた堅牢性と機能性を融合させたミルガウスは、異彩を放つ個性派モデルとして確固たる地位を築いたものの、2023年には惜しまれつつ生産終了を迎えることとなりました。
最新機種から希少なヴィンテージモデルまで、宝石広場ではロレックスの個性派耐磁時計「ミルガウス」を豊富に取り揃えております。
ギャランティーには2011年10月にシンガポールで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2011年2月に韓国で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました
ギャランティーには2009年9月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2009年にドイツで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2012年1月に香港で販売された記載があります。
当店にてオーバーホールと外装仕上げ済みです。
ギャランティーには2019年8月に香港で販売された記載があります。
当店にてメンテナンスと外装仕上げ済みです。
ギャランティーによると、2017年9月に販売された日本正規品です。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2015年6月にドイツで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2012年11月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2011年8月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2012年8月にドイツで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには、2010年12月にシンガポールで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
10時位置のガラス縁に欠けがあります。
ギャランティーには2007年12月にパナマで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2015年5月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2010年2月にフランスで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2014年3月にイタリアで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2010年11月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2010年4月にシンガポールで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2012年11月にシンガポールで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2016年7月にギリシャで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーによると、2015年1月に販売された日本正規品です。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
M番ですが、ギャランティーには2013年6月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
生産終了の「ホワイトマンゴー文字盤」ですので、探されていた方はこの機会に是非。
V番ですが、ギャランティーによると、2014年2月に販売された日本正規品です。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装の仕上げを行いました。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装の仕上げを行いました。
ギャランティーには2013年7月に香港で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーによると、2009年5月に販売された日本正規品です。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2016年9月にドイツで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
生産終了の「ホワイトマンゴー文字盤」ですので、探されていた方はこの機会に是非。
ギャランティーには2019年6月に韓国で販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーには2009年3月に韓国で販売された記載があります。
2021年7月にメーカーにてオーバーホール済み。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ギャランティーによると、2017年2月に販売された日本正規品です。
今回販売するにあたり、当店にてメンテナンスと外装仕上げを行いました。
ロレックス ミルガウスの魅力
見えない磁気に注目
1956年、電子機器が放つ目に見えない磁気が機械式時計に与える影響に着目して、ロレックスが開発した初代「ミルガウス Ref.6541」。モデル名は「ミル=1,000」「ガウス=磁束密度の単位」に由来し、最大1,000ガウスの磁場に耐える耐磁性能を示しています。軟鉄製インナーケースによる耐磁構造に加え、稲妻型の秒針や回転ベゼルなど、ユニークなデザインも特徴でした。ただ、その専門性ゆえに一般市場では広く受け入れられず、商業的には成功しませんでした。1960年代には二代目「ミルガウス Ref.1019」が登場し、デザインをより実用的に改良しましたが、市場での評価は限定的なものでした。
特徴的なイナズマ針
初代「ミルガウス Ref.6541」は、磁力を視覚化したようなインパクトを放つ稲妻型の秒針、黒色の回転ベゼル、当時としては大型の37mmケースなど、個性的なデザインと画期的な構造による優れた耐磁性能を備えて1956年に誕生しました。約10年間ほどの短い生産期間と極めて少ない製造数により、現存数は非常に限られています。特にオリジナルパーツを保持する個体は希少性が高く、コレクターの間では“幻のロレックス”と称されています。現在ではヴィンテージ市場で高額取引が相次ぎ、オークションでは1000万円を超える価格が付くこともある、ロレックス屈指の垂涎モデルです。
突然のミルガウス復活
二代目「ミルガウス Ref.1019」の生産終了から20年後の2007年、携帯電話などデジタル機器の普及に伴い磁場への関心が高まったことを背景に、三代目となる「ミルガウス 116400」が復活しました。初代の稲妻型秒針と二代目のシンプルなスタイルを融合したデザインで、耐磁性能は従来通り1,000ガウスを維持。回転ベゼルは廃されスムースベゼルを採用し、40mmのステンレスケースには軟鉄製インナーケース構造、ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイや専用ムーブメントのCal.3131を搭載。耐磁性と精度が大幅に向上し、初期モデルとは全く異なる現代的なスペックで仕上げられています。
今後のミルガウス
「ミルガウス」は、1956年に登場した初代モデルから一貫して、モデル名の由来でもある1,000ガウスの耐磁性能をアピールしてきました。しかし、オメガなど他ブランドが1万ガウス超の耐磁性能を実現する中で、その優位性は次第に薄れ、2023年に生産終了となりました。現在ロレックスは、ムーブメント自体を耐磁性の高い素材で構成する方針に転換。2025年の新作「ランドドゥエラー」に搭載されたCal.7135では、磁気の影響を受けないシリコン製のダイナパルス脱進機や、耐磁性に優れたパラクロム製ヒゲゼンマイ、パラフレックス耐衝撃装置を組み合わせることで、耐磁性と安定性を大幅に向上させています。
ロレックス ミルガウスの人気モデル
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ミルガウス 116400GV
緑のサファイアガラス
2007年に生産が開始され、2023年に生産終了するまで約16年間にわたり愛され続けた「ミルガウス 116400GV」。
漆黒の文字盤に組み合わされた特徴的なグリーンサファイアクリスタル風防は、ロレックスのコーポレートカラーである深い緑色が文字盤を縁取り、独自の高級感と個性を演出しています。モデル名のとおり耐磁性能1000ガウスを誇る機能性に加え、回転ベゼルを廃したスムースベゼルのモダンで洗練されたデザインも大きな魅力です。
後継機種が存在していない希少性の高さと独特の美しいカラーリングで、「ミルガウス 116400」を代表する人気モデルとして多くの支持を集めています。 -
ミルガウス 116400
人気のトロピカルマンゴー
「ミルガウス 116400」のホワイト文字盤モデルは、明るく爽やかな白い文字盤に映えるオレンジの稲妻型秒針やインデックスが、南国のフルーツを思わせることから、通称“トロピカルマンゴー”や”ホワイトマンゴー”と呼ばれています。
しかしながら2007年の登場からわずか10年足らずの2016年に生産終了。2023年まで製造されたグリーンサファイア風防の「ミルガウス 116400GV」と比べて圧倒的に流通量が少なく、後継モデルも存在しないため、そのカラーリングの持つ希少性が年々高まっています。
ロレックスの中でも個性的な存在として、コレクターや愛好家から根強い人気を誇っています。 -
ミルガウス 116400GV
特別なZブルー文字盤
2007年に登場した「ミルガウス 116400」は、ホワイト、ブラック、そしてブラック文字盤にグリーンサファイア風防を備えた「ミルガウス 116400GV」の3モデルで展開されました。
2014年には、ジルコニウムを含む青色塗料と独自のメッキ加工により、深みのある鮮やかなブルーを実現した「Zブルー」文字盤が登場。他モデルにはない独特の光沢を放つ美麗なブルー文字盤で、数あるロレックスの中でもこのモデルにのみ採用される特別な仕様として高い人気を集めました。
その個性的な色合いは、スタイリッシュで洗練された印象を与え、2023年の生産終了後はさらに注目度が高まっています。
ミルガウスの歴史と代表的なモデル
- 1956年頃〜1960年代前半
- 初代ミルガウス(MILGAUSS)Ref.6541が誕生。軟鉄製インナーケースを採用し、1000ガウスの耐磁性能を誇る。磁気からイメージされた稲妻型の秒針を備えたデザインが特徴的。搭載ムーブメントはCal.1065M、Cal.1080(18,000振動)。防水性能は50m。
- 1957年〜
- ムーブメントをCal.1066M(18,000振動)に変更。
- 1963年頃〜1988年頃
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Ref.1019
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第二世代のミルガウス。
特徴的な稲妻型秒針はストレート型へ変更。ドットインデックスはバーインデックスとなり、回転ベゼルは廃止。よりベーシックなデザインになった。文字盤色は黒とシルバーの2色が展開された。搭載ムーブメントはCal.1580(19,800振動)。 - 2007年〜2023年
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Ref.116400
Ref.116400GV
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2ndモデル終了から約20年後に登場した新型ミルガウス。
黒文字盤・白文字盤のRef.116400に加え、初めてグリーンサファイアガラスを備えたRef.116400GVの計3機種をラインナップ。
1stモデルを彷彿とさせる稲妻型秒針を持ち、バーインデックスやベゼルなど、全体的な雰囲気は第二世代に似た。
搭載ムーブメントは、耐磁性ブルー・パラクロム・ゼンマイを採用したCal.3131(28,800振動)。防水性能は100m。 - 2014年〜2023年
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Ref.116400GV Zブルー
- 116400GVに、Zブルー文字盤が追加された。
- 2015年
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Ref.116400
- Ref.116400の黒文字盤が生産終了する。
- 2016年
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Ref.116400
- Ref.116400の白文字盤も生産が終了し、ランナップはグリーンガラスのRef.116400GVの2色のみとなった。
- 2023年
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Ref.116400GV
Ref.116400GV Zブルー
- Ref.116400GVの黒文字盤とZブルー文字盤が生産終了する。
販売店舗
宝石広場 渋谷本店
■住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町28-3 A2ビル3F・4F
■営業時間:11:00 - 19:30(定休日なし)
■電話番号:03-5458-5429


















































V番ですが、ギャランティーには2015年3月にイタリアで販売された記載があります。
今回販売するにあたり、当店にてオーバーホールと外装仕上げを行いました。