チューダー レンジャー RANGER
1960年代に開発され、探検隊員などが過酷な環境下で時刻を知るために用いたツールウォッチ(Ref.7995)が元祖となる、特殊部隊や訓練された隊員を意味する、チューダーの『レンジャー RANGER』。
ロレックスのオイスターケース譲りの防水性・堅牢性に優れたステンレスケースに、特徴的な矢印型の時針と先端がスクエアな秒針、視認性を追求した3・6・9・12のアラビア数字インデックスを備えた、チューダー初期の3針タイムピースです。
その後、2014年に”エクスプローラーI”似のルックスで「ヘリテージ レンジャー M79910」として復活しました。41mmのケースに、ステンレス製ブレスレット/レザーベルト/レザーブンドストラップの3つのバリエーションで展開され、チューダーのスポーツモデルを長年にわたり支えました。
2022年には、英国海軍による北グリーンランド遠征探検の70周年を記念して、新生「レンジャー M79950」へとモデルチェンジしました。39mmへと少しダウンサイジングされたケースには、新たに自社製の自動巻きキャリバーが搭載されて、ステンレス製ブレスレット/レザーストラップ/ファブリックストラップが組み合わされています。マットブラックの文字盤には、視認性を高めつつヘリテージモデルへの敬意も感じさせるベージュ色のスーパールミノバ夜光が採用され、ヴィンテージテイストが高められています。
チューダーの伝統的な冒険心が根底にある、タフな環境下でも正確に動作して信頼性の高い、新しい時代のスタンダードなスポーツモデルです。
チューダー レンジャーの歴史と代表的なモデル
- 1926年
- ディーラーかつメーカーであるヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター氏がハンス・ウイルスドルフ氏の代理で「The TUDOR(チューダー)」を商標登録した。
- 1936年
- ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター氏は、ブランド「チューダー」をハンス・ウイルスドルフ氏へ譲渡した。
- 1952年
- 英国海軍が行ったグリーンランドへの遠征探検にチューダーの“オイスタープリンス”が採用される。
【モデル情報】
Ref.7808
- 1965年
- ロレックス譲りの防水性能を持ち、初代レンジャーとなる“オイスター プリンス レンジャー”を発表。
【モデル情報】
Ref.7995
- 1966年頃
- 文字盤にデザインされるロゴが薔薇から盾に変更される。
- 1965年〜1970年頃
- デイト表示を備えたレンジャー・デイトを発表。
【モデル情報】
Ref.7966
- 1970年代
-
Ref.9111/0
Ref.9111
- 初代レンジャーの後継機としてレンジャーUを発表。
ブレスレットとケースが一体型でデザインされる。 【モデル情報】
Ref.9111/0、Ref.9111
- 1980年頃
- Ref.90220を発表。このモデルを最後に、レンジャーは一旦生産終了となる。
【モデル情報】
Ref.90220
- 2014年
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Ref.79910
- “オイスター プリンス レンジャー”のデザインを復刻し、性能をブラッシュアップした“ヘリテージ レンジャー”を発表。
ケース径41mmで、ステンレスブレスレット仕様・革ストラップ仕様・レザーブンドストラップ仕様の3つのバリエーションで展開される。 【モデル情報】
Ref.79910
- 2022年
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Ref.M79950-0001
Ref.M79950-0002
Ref.M79950-0003
- 英国海軍による北グリーンランド遠征探検70周年を記念したモデルを発表。レンジャーとしては初の自社製ムーブメントであるCal.MT5402を搭載。
【モデル情報】
Ref.M79950-0001、Ref.M79950-0002、Ref.M79950-0003