チューダー ヘリテージ クロノ HERITAGE CHRONO
2010年に登場したチューダーのクロノグラフに特化したタイムピース『ヘリテージ クロノグラフ Ref.70330』。
”ヘリテージ”のネーミングとおり、1970年代初期に登場した「オイスターデイト クロノグラフ Ref.7169」通称”モンテカルロ”と呼ばれたチューダーの象徴的なクロノグラフの復刻モデルです。
ロレックスのヴィンテージデイトナの”エキゾチック”ダイヤルを思わせる色分けされた個性的なデザインの2カウンター式クロノグラフとして、日本では2018年の公式展開以前の”チュードル”と呼ばれていた時代に高い人気を集めました。
鮮やかなブルーと精悍なブラックの2色で展開されましたが、2017年から登場した同じ2カウンター式の後継機種『ブラックベイクロノ』へバトンタッチしました。
チューダー ヘリテージ クロノの歴史と代表的なモデル
- 1926年
- ディーラーかつメーカーであるヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター氏が、ロレックス創業者のハンス・ウイルスドルフ氏の代理で「The TUDOR(チューダー)」を商標登録した。
- 1936年
- ヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンター氏は、ブランド「チューダー」をハンス・ウイルスドルフ氏へ譲渡した。
- 1970年
- チューダー初のクロノグラフ搭載モデルである「オイスターデイト クロノグラフ」が誕生。ケース径は39mmでムーブメントは手巻き式のバルジュー7734を搭載。
500ユニットのタキメーターを配したプレキシガラスのベゼルを採用し、一般的な30分積算系計ではなく45分積算系を備える。 【モデル情報】
Ref.7031/0
- 1970年
- Ref.7031/0のデザインや性能はそのままに、サテン仕上げのスチールベゼルを採用したRef.7032/0を発表。
【モデル情報】
Ref.7032/0
- 1970年
- 同年に誕生した2モデルとは異なり、12時間メモリが配され両方向回転ベゼルを備えたRef.7033/0がプロトタイプとして誕生。
【モデル情報】
Ref.7033/0
- 1971年
-
Ref.7149/0
- プレキシガラスを採用したRef.7149/0、スチールベゼルを採用したRef.7159/0、回転ベゼルを備えるRef.7169/0の3種を発表。
文字盤はブルーとグレーが存在し、搭載ムーブメントはバルジュー7734からバルジュー234に変更された。ファンからはモンテカルロと呼ばれるモデルである。 【モデル情報】
Ref.7149/0、Ref.7159/0、Ref.7169/0
- 2010年
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Ref.70330N-0001
Ref.70330N-0002
- ヘリテージシリーズとして、通称「モンテカルロ」と呼ばれるモデルを、ETA社のCal.2892ベースのムーブメントを搭載し復刻。
ケース径は42mmと大型化され、文字盤はブラックとグレーの2色展開。ホームベースと呼ばれる五角形のインデックスデザインも再現した。 【モデル情報】
Ref.70330N-0001、Ref.70330N-0002
- 2013年
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Ref.70330B-0001
- シルバー文字盤にブルーのサブカラーを用いた「ヘリテージ クロノ」を復刻。
黒文字盤・グレー文字盤と同じくETA社の自動巻きムーブメントCal.2892を搭載。 【モデル情報】
Ref.70330B-0001