腕時計の各部名称・使い方
ベルトの選び方
意外と知られていないベルトの選び方。サイズが合えば、純正品以外のものでも交換できます。革ベルト専門ブランドのベルトは、お求めやすい価格帯から本格的なものまで多種多様にあり、カラーバリエーションも豊富。純正品には無いカラーも選択可能です。洋服のようにベルトも気軽に交換し、時計ライフを楽しみましょう。
ベルト各部の名称
ベルトの選び方・サイズの確認方法
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ラグ幅を測る
ラグ幅(時計のベルト取付け幅)を測ります。ここのサイズが合うものでないと取付けはできません(ラグの形状によってはサイズが合っていても取付不可の場合もあります)。
※特殊なラグ形状の時計には、当店のベルトはご利用いただけません。
※時計ケースとベルト取付位置の間が狭い場合、取付困難な場合があります。
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尾錠幅(バックル幅)を測る
純正の尾錠・Dバックルを使用する場合は、こちらのサイズも重要です(購入したベルトに付属している尾錠を使用する場合や、同時にDバックルも購入する場合は計測不要)。
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ベルトサイズを選択
一般的に時計のベルトサイズは「20-18」「18-16」と表示されています。
「20-18」 =ラグ幅20mm、尾錠幅18mm
「18-16」 =ラグ幅18mm、尾錠幅16mm※純正の尾錠・Dバックルを使用する場合は、ラグ幅・尾錠幅の両方のサイズが合うものを選択してください。
※純正品以外の尾錠・Dバックルを使用する(購入するベルトに尾錠・Dバックルが付属している)場合は、ラグ幅のサイズのみ合っていれば取付可能です。
ベルト交換ができる時計・できない時計
純正品以外ベルト交換不可のラグ形状の例
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ブルガリ
ディアゴノ -
ロジェデュブイ
エクスカリバー -
カルティエ
ロードスター
社外品のベルト交換も可能なラグ形状の例
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ブレスレットの
一般的なラグ形状 -
ストラップの
一般的なラグ形状
ベルト選びの注意点
ラグ幅に合ったベルトを選ぶ
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ケースからラグ穴までが短いため、
厚みによっては取付不可の場合もあります。 -
ケースからラグ穴が離れているため、
ほとんどのベルトが取付可能です。
尾錠のツク棒の形状に合ったベルトを選ぶ
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一般的な丸型のツク棒と小穴。
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板状のツク棒(パネライなど)。
小穴が丸型のベルトではサイズが合わないため使用不可。
ベルトのサイズが合っていないとどうなるか
ラグ側のベルトサイズ
ラグ幅よりも細いベルトを取り付けてしまうと、ベルトが横にスライドしたときにバネ棒が動き、ベルトから時計本体が外れて落下してしまう恐れがあるため危険です。サイズの合うベルトを選びましょう。
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ラグ側のサイズが合っているベルト。
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ラグ側のサイズが合っていないベルト。
バネ棒が見えてしまっている。
尾錠側のベルトサイズ
尾錠側のベルトサイズも合っていないと、時計本体落下の危険性があります。また、尾錠自体が小さすぎるものを無理に取り付けてしまうと、ベルトが尾錠に通らなくなります。
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尾錠側のサイズが合っているベルト。
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尾錠側のサイズが合っていないベルト。
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尾錠自体が小さすぎると、
剣先側が尾錠に通らないことも。
バネ棒とは?
時計のラグ部分に差し込み、時計本体とベルトを繋ぐための棒状のパーツのこと。
バネ棒中心の管の中にバネが入っており、バネが両端の突起を外側に押し出してラグの間に収まる仕組みになっています。