海や浜辺で着用する時計として最適なダイバーズウォッチとマリンウォッチ。
高い防水性能を持つ時計が多く、正しく使うことで水を気にすることなく使用できます。
こちらではそれぞれの特徴や使い方、人気モデルをご紹介。
自分の使用目的にあった時計を選んで、素敵な夏のウォッチライフを送りましょう。
ダイバーズの名の通り、ダイビングや水泳、サーフィンなどをするときでも着用できる時計です。高い防水性能はもちろん、水圧に耐えられる堅牢性、潜水時間を計測できる機能や深海の暗闇に対応できる視認性など、海に特化した機能を持ち合わせています。
ダイバーズウォッチの中には、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)の規格に則って生産されるものもあり、それらは高い性能が保証された正真正銘のダイバーズウォッチ。まさに海のスペシャリストと呼ぶにふさわしい時計なのです。
*JIS規格では潜水時計のみをm表記とするため使用可能
防水性能の違いによる主な使用例
200m
未満
200m
300m
500m
以上
ダイビング時に酸素ボンベの残量を計測することを目的として搭載されている機能。命の危険に直結するので、誤操作を防ぐために反時計回りにしか回転しないようになっています。
また、日常のシーンではパーキングメーターの計測など、タイマーとして利用することもできて便利です。
回転ベゼルの操作方法と使い方
光の射さない深海はまっくら。そんな暗闇の中でも時間がわかるように、ダイバーズウォッチには針やインデックスに「夜光塗料」が塗られています。
昔は夜光塗料の素材には自然発光する「トリチウム」が主流でしたが、放射性物質を含むので廃止。現在は日本で開発された「ルミノバ」という蓄光タイプの塗料が主流となりました。
また、2008年にはロレックスが「クロマライト」という夜光塗料を独自に開発し、特許を取得。ルミノバの約二倍の発光時間を実現させ、ディープシーなどの様々なロレックスの時計に使用されています。
100m以上の深海の圧力に耐えられるよう事前に体を慣らしてから潜水を行う「飽和潜水」。その際に使用されるヘリウムガスは時計内部に入り込みやすく、そのまま浮上すると圧力によって時計が破裂してしまいます。
「ヘリウムガスエスケープバルブ」は、その内部に溜まったヘリウムを外に出す機能を持っています。
バルブは内圧を自動で感知してガスを排出する自動式と、バルブを直接解放して排出する手動式の2タイプがあります。
自動式の代表モデル
手動式の代表モデル
ダイバーズウォッチの中には、バックルの長さを簡単に延長できる「エクステンションバックル」機能を搭載しているものもあります。
ウェットスーツを着てから腕時計を着用しようとすると、着膨れしてブレスレットサイズが普段より数センチ大きくなります。そんなとき、エクステンションバックル機能があれば工具が無くてもすぐにサイズを延長することができます。
サイズの延長方法は大きく分けて2種類あり、横にスライドして調整する「スライド式」と金具を折りたたんで調整する「折りたたみ式」が一般的です。
ダイバーズウォッチは普段使い用の時計としてもおすすめです。雨の多い日本で仕事でも休日でもデイリーに着ける時計であれば、防水性が高く頑丈なダイバーズウォッチは最適なスペックを持っていると言えます。
なかには、スポーツウォッチをビジネスシーンで着用することに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、こちらで紹介する選び方のポイントを知っていれば大丈夫。普段使いに適したダイバーズウォッチを見極め、仕事にも休日にも使える万能な1本を見つけましょう。
ダイバーズウォッチは高スペックになるほど、ケースサイズが大きくて分厚いものが多くなります。大きすぎると、普段使いやスーツ姿には少し使いづらいかも。
手首の太さにもよりますが、一般的な日本人サイズであれば40mm前後のケースサイズが合わせやすいです。アンダー40mmのサイズであればスーツの袖口も通しやすく、見栄えもスマート。
休日メインでラフに使うならそこまで気にすることはありませんが、分厚い時計は重量も重くなりがちなので、忘れずにチェックしましょう。
スーツに合わせるダイバーズウォッチなら、ブレスレットタイプがオススメ。ラバーやナイロン系のベルトはカジュアルになり過ぎてしまうので、注意が必要です。文字盤はホワイト・ブラック・シルバー・暗めのブルーなど落ち着いた色が無難。また、ケース・ブレスレットの素材は悪目立ちしないステンレスが使いやすいです。
文字盤はホワイト・ブラック・シルバー・暗めのブルーなど落ち着いた色が無難。また、ケース・ブレスレットの素材は悪目立ちしないステンレスが使いやすいです。
ビジネス向け腕時計の選び方とマナーダイバーズウォッチは時計によって防水性能が違います。500mや1000m防水などは本格ダイビング用のハイスペック機能。
普段使い用ならダイバーズウォッチで一般的な〜300m防水程度の性能があれば十分。急な雨や、手を洗う際の浸水を防いでくれるので、気兼ねなく使用できます。
オメガ
シーマスター300
マスターコーアクシャル
233.30.41.21.01.001
1957年に製造された初代シーマスター300の復刻モデル。文字盤のアラビア数字やルミノバ夜光の色がヴィンテージな風合いを感じさせます。