前回の記事新型オーヴァーシーズが凄く欲しいので凄くおすすめしてみる。で書いた通り、今回は当店で扱う高級時計ブランドの、社名とロゴの由来を調べてみようと思います。
私が無知だったのもありますが、色々と新たな発見も多く楽しめました。
ブランドが多いので前後編とさせていただきます。
読み疲れないようにざっくりとお送りしますよ!
この記事の目次
ロレックス ROLEX
みんな大好きロレックス。
秘密主義のせいか名前の由来ですら現在でもはっきりとわかりません。二つの言葉を合わせて短縮した説が多く上がっていますが、それも候補が多くて絞り込めません。
なんにせよ創業者の「ハンス・ウィルスドルフ」さんはブランド名を「記憶に残りやすく発音しやすいもの」にしたいと考えていたそうですから、まさに狙い通りとなったんではないでしょうか。
ロゴの由来は、ロレックスというブランドを「時計の王様」にしたいという思いから「王冠」をモチーフにした説と、時計職人の5本の指をモチーフにした説があります。
この二つが今では有力のようですね。
どちらにせよ秘密主義のロレックスですから、正式には公表されていませんので、本当の理由はこれからもきっと分かりません。
オメガ OMEGA
ロゴはそのまんまギリシャ文字の「Ω」から。
ではなぜ「Ω」がロゴマークとなったのか。それはオメガの前身となる会社「Louis Brandt & Fils」が1894年に発表したキャリバーに「究極」を意味する「オメガ」と命名したのが始まりだそうです。これを会社名としたんですね。
オフィチーネ・パネライ OFFICINE PANERAI
「パネライ」は創業者の「ジョヴァンニ・パネライ」さんから取られています。
そして聞きなれない「オフィチーネ」ですが、これはイタリア語で「ワークショップ」や「仕事場」を意味します。要するにパネライの仕事場ってことですか。
ウブロ HUBLOT
名前の由来はフランス語の「舷窓」から。
船の船体にある丸い窓ですね。ロゴはそのまんま「HUBLOT」の「H」を象ったもの。ちなみにベゼル部分にあるビスも「H」をあらわしています。
他にもバックルなんかにも隠れていますので、気になる方はさがしてみてください。
パテック フィリップ PATEK PHILIPPE
名前の由来は創業者の一人である「パテック」さんと、後に入社した「フィリップ」さんの名前から。
実は創業者は二人いてもう一人の「チャペック」さんは、「フィリップ」さん入社後わずか16日後に退社しています。
ここにどんな人間ドラマがあったのか。私非常に興味あります。
その後「チャペック」さんは新たに会社を設立しますが、1869年頃にその会社を清算。その後は消息不明となっています。人生いろいろですね・・・。
ロゴはスペインで初めて設立された戦闘騎士団「カラトラバ騎士団」の十字架をモチーフとしています。
オーデマ・ピゲ
言わずと知れた世界三大高級時計メーカーの一つ「オーデマピゲ」。
その名称の由来は創業者の二人、ジュール=ルイ・オドマール氏とエドワール=オーギュスト・ピゲ氏に由来します。パテック・フィリップと同じく、創業から製造している全ての時計の修理を保証しているブランドです。
前回のパテックフィリップ同様二人の名前から取られています。真ん中に「・」があれば、誰かと誰かの名前って思った方が良いのかなこれは。
ヴァシュロン・コンスタンタン
創業者ジャン=マルク・ヴァシュロン氏と後に共同経営者に迎え入れたフランソワ・コンスタンタン氏から取られたもの。
正直創業者のジャン=マルク・ヴァシュロン氏から「ヴァシュロン」だけでよかったんじゃないかと思いますが、そんなところに名前を残しているあたり、このフランソワ・コンスタンタン氏はよっぽど仕事が出来たんでしょうね。
あら、これも「・」がありますね。
IWC(アイダブリューシー)
創業者はフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ氏と時計職人のヨハン・ハインリッヒ・モーザー氏。
まぁ名前からそうですが、これは創業者の名前パターンじゃないですね。名前もわかりやすく英語ですから「国際的な時計会社」といったところでしょうか。
ちなみに名前が英語なのは創業者のジョーンズ氏がアメリカ人だったからだそう。ジョーンズ氏はIWCを立ち上げる前にアメリカの時計会社ハワードに勤めていたそうです。このハワードは札幌市時計台の機械を製造したメーカーでも有名ですね。
フランク・ミュラー
時計技師として“ブレゲの再来”とまで言われたフランク・ミュラー氏がジュエラーメーカーだったヴァルタン・シルマケス氏と共に始めたのが最初だそうです。
これはまあ有名ですが、フランク・ミュラー氏の名前がそのままブランド名となっています。
ブライトリング
創業者はレオン・ブライトリング氏ということで、また来ました創業者パターン。こうなっちゃうと話が広がんなくて困ります。
頑張って広げてみますが、ブライトリングは1979年に一度閉業し、長い歴史の幕を閉じているんですね。同年に最後の一族経営者ウィリー・ブライトリング氏も亡くなっています。
その後会社の経営権を引き継ぐ契約をしていた、アーネスト・シュナイダー氏が自分の持っていた工場を改装しブライトリングの本社としたそうです。そうなるとじゃあ今のブライトリングは・・・おっと、誰か来たようですね。
そんな訳で今回はこの辺に致します。
いかがだったでしょうか?お分かりの通りほとんど創業者ですはい。あまり面白みのない内容となってしまいましたが、次回があれば次回もお付き合いください。
そもそもタイトルにあるロゴの由来のロの字もなかったですね。まあいいか。
それではまた。
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