こんにちは!
毎日朝から暑いのに、出勤時にはジャケットを羽織って家を出るTAKAHASHIです。
この暑さですので自宅を出て少し歩いただけでたまらずジャケットは脱ぎますし、会社的にもクールビズを推奨しているのですが、パリッとしたスタイルで家を出ると仕事をするぞ!ってスイッチが入る気がするんですよね♪
社内では「見るだけで暑い!」と言われていますが、生地の色・素材を選んで来年もジャケットスタイルを続ける予定です…多分。
実は、夏場でもジャケットを着用しているのは理由がもう一つあるのです。
その理由は、着用している時計がジャケットスタイルに非常にあっていると感じているからなんです。
自己満足ではありますが、時計を着用する位置などのコダワリもあったりします。
↑愛用しているユリス・ナルダンのドレスウォッチ
こちらの記事で、腕時計をつけるときの正しい位置やそのための方法を詳しく解説します!
時計を着用する位置は個人の好みもある事ですが、着用感にいまいちしっくり来ていない方はもちろん、スタイルの違う時計を複数所有している方も是非ご覧ください。
この記事の目次
腕時計をつける位置の正解はどこ?
サッカーで有名な本田圭佑さんのように両手に時計をつける方は珍しいと思いますが、腕時計をつける位置の正しい場所はどこなのでしょうか?
基本は利き手と反対の腕に着用する
腕時計を着用する方すべてに該当する訳ではないかもしれませんが、大半の方は自身の利き腕とは反対側の腕(右利きの方=左腕)に時計を着用していると思います。
これは下記のような由来があります。
世界初の腕時計として知られるカルティエのサントスなどが誕生した1900年代初頭は、それまで時を知る道具として一般的だった懐中時計で時間を見る動作と同じように、利き腕に時計を着用していました。
しかし利き腕側は頻繁にさまざまな動作があるため、慣れる前に腕時計をぶつけて壊してしまうトラブルが頻繁に発生。そこで、利き腕と反対側の腕に時計を着用するのが一般的となった。
という説を個人的には最も推しているのですが、これらの諸説は多数あるようです。
このようなルーツがありますが、現代では時計を着用する腕に厳格なルールはありませんので、個人のスタイルやモデルにあわせて左右どちらかの腕を選ぶのが最善だと思います!
しかし、“個人の好みで良い!”では、悩んでいる方のお力になれません…。
また、モデルによっては着用する腕に向き不向きがあるので、それぞれのポイントをご覧いただきたいと思います。
右手につけた場合
○メリット
多くの時計はケースの右側にリューズが配されているため、右手に装着すればリューズが手の甲に当たる事はありません。
×デメリット
駅の自動改札やドアノブなど、我々の生活は日本人の大半を占める右利きの人間が生活しやすいデザインになっています。そのため右手に時計をつけると、ぶつけてしまうなどのリスクが大きいです。
左手につけた場合
○メリット
(できれば外してから操作して欲しいですが)着用したままリューズの操作が出来る。
×デメリット
手を動かすとリューズが手の甲に当たり気になってしまう。
右手につけるor左手につける、この選択のポイントは、リューズの位置がポイントになるでしょう。
時計のすべての操作を担う、クルマでいうハンドル的な重要パーツのリューズが右側にあるか、左側にあるか。そのリューズを、左右どちらの手で操作するか。
↑手の甲に当たらないようにリューズが4時位置に配置されたモデルも存在します。
そして、リューズを左右どちらの手で操作するかの選択は、右利き・左利きどちらが利き腕なのかが影響しています。
日本だけではなく世界でも同じくらいの比率で、10人に1人が左利きと言われています。
(ちなみに左右どちらも利き腕の方は、100人に1人の割合と言われています。)
そのため、右手でリューズを操作しやすいように、多くの時計がケース右側の3時位置にリューズがセットされていますが、リューズがケースの左側に配されたモデル=左利き用”レフトハンド”モデルも存在します。
左利きの方に最適な時計は、なかなか選択肢が少ないですが、左右の利き腕に関わらず、自身の好みや着用感を向上させるための選択肢として知っておくとより良い時計を選べます!
基本は手首の外側の出っぱった骨より指側につける
どちらの腕に時計をつけるか?に続いて、手首のどの位置につけるか?という解説です。
↑手首外側のボコっと出っぱった骨部分(尺骨頭)を基準点として考えます。
基本的には、タイトルとおり出っぱった骨より指側に着用します。
手の指側につけた場合
現代ではスタンダードなサイズの40mmの時計(ヴァシュロン・コンスタン フィフティーシックス)を着用していますが、このケース径ですと手の甲とリューズがぶつかってしまう事はあります。 個人的に気になるレベルではありませんが、苦手だと感じる方はいるかもしれません。 また、手首側に着用する場合には手首の内側にバックルや尾錠が引っかかる印象がありますので、特に汗をかくような時期には違和感を感じる方もいるはずです。 |
肩側につけた場合
着用感に特に問題は感じませんでした。 とはいえ、肩側に着用を続ける場合には腕にピッタリと沿うサイズ感での調整が必要です。 サイズが緩いと手の甲側に動いてしまうし、動かない様に止めるとキツ過ぎるという悩みが生まれそうです。 |
さらに、時計の着用感が悪いと疲れたりストレスを感じてしまうので、ブレスレット仕様の場合にはバックル部の微調整を活用してみてはいかがでしょうか。
↑バックル内で3段階の微調整が可能なROLEXイージーリンク
またレザーストラップ仕様の場合には好みのサイズでオーダーメイドを行う手段もありますが、出費を避ける為に、初めは少しタイトなサイズで着用し、腕のカーブに馴染んでくるのを待つのも手段だと思います。
ズボンのレザーベルトや野球のグローブでもそうですが、馴染んでいない新品状態の革素材は堅くてフィットしづらいですからね。
また、朝よりも夕方から夜の方が、体内の水分量の増加などで体がむくんでサイズがきついと感じるはずです。
このあたりは、上記でご説明した方法等で解決していきたいですね。
つけたい位置に腕時計を固定する方法
意外と皆様に知られていないのが、サイズの調整方法です。
単に腕のサイズに合うように調整をしただけでは、時計が回ってしまって文字盤が見づらいということがあります。
✕ ブレスレットの駒パーツのバランスが悪い状態
✕ ストラップに余裕があって回転してしまう状態
小指側にも親指側にも動いてしまう場合には、時計の内径サイズが少し大きいかもしれません。
内径サイズが大きいまま時計をつけると、ムーブメントに悪影響を及ぼすことがありますので、駒パーツのバランスや、通す穴の位置などサイズの見直しをお勧めします。
また、文字盤が小指側に留まってしまう場合には、ブレスレットであれば駒パーツの調整で解決が出来るかもしれません。
↑時計本体のバランスを考えて駒パーツを調整します。例)ROLEXオイスターブレス
基本的には文字盤に対し、バックルが平行に近い状態であれば問題はありません。
↑時計本体とバックル部分までの長さと駒のバランスが良い状態
しかし、12時側が6時側よりも短い場合には、形状的に文字盤が小指側に回りやすくなってしまいます。着用時の文字盤の位置に悩んでいる方は、是非ご自身のブレスレットを確認してみてください。
宝石広場SNSフォロワーに聞いた腕時計のつける位置
いろいろと位置について述べてきましたが、実際に時計を着用している方は、手首の外側の出っぱった骨の、肩側or指先側どちらに着けている方が多いのでしょうか!?
リアルな声を集めるために、宝石広場の最新情報を発信しているインスタグラムとXのフォロワーさまへアンケートを実施しました!
手首の外側の出っぱった骨を基準点として、
青(肩側)か?、赤(指先側)か?
アンケート結果を発表いたします!
▼インスタグラム結果 青49%赤51%
▼X(旧Twitter)結果 青67.1%赤32.9%
何と、それぞれのSNSごとに青(肩側)と赤(指先側)が異なる、という意外な結果となりました!
このように、ユーザーによってバラつきがあるので、絶対的な正解は無いのかもしれません。
普段使っている時計の形状やブレスレット(ストラップ)のきつさ・緩さの好みによっても違いが出てきそうです。
ご自分で快適な位置を探ってみてください!
腕時計をつけるのは外側or内側?男女で違う?
結論から述べますと現在は、男性・女性ともに手首の外側につけるのが主流となってます。
ですが、以前は男性は外側、女性は内側につけていました。
男女のつける位置の違いについて詳しく解説します。
男性の場合
一般的に男性が時計を着用する位置は、手首の外側です。
時計をつける多くの方が、疑いなくこの形で着用しているのではないでしょうか。
↑男性は外側に腕時計をつけるのが一般的です。
このルーツは、手首の外側に時計をつける海外の風習を日本人が真似して根付いたと言われていますが、こちらも多くのエピソードがあるようです。
また冒頭で“一般的”としましたが、職種によっては手首の内側につける人もいます。
例えば、一流のホテルマンの方の中には、宿泊者がその時計を見て時間を気にすることがないように、また自身が時刻を確認する動作を見せないようにと、おもてなしの精神や気配りから手首の内側に時計を着用する方がいらっしゃるそうです。
他にも、独特な位置にリューズが配置されたヴァシュロン・コンスタンタンのヒストリーク・アメリカンは、自動車のハンドルを5時と7時の位置で握ったままでも時刻の確認が出来る様にと、手首の内側に着用することを考えてデザインされたなんて話もあります。
女性の場合
現在では女性も外側につけることが一般的ですが、以前は内側につけることが多かったそうです。
↑かつては内側に時計をつけるスタイルが一般的でした。
手首の外側に時計をつけている場合、文字盤を見る為には腕を上げるという動作が必要です。
この動作は、かつて日常的に着物を着ていた日本人女性には、不向きな動作だったのです。
なぜなら、この腕を上げる動作を行うと着物の構造上、脇から素肌が見えてしまい下品だと言われてしまうからなのです。
その為、腕を上げずとも手首を返すだけで文字盤を見ることが出来るように、手首の内側に着用したと言われています。
また、内側につけやすくするため、ケースサイズも小さいことが多かったです。
↑現在は女性も外側に時計をつけるのが一般的です。
現在では、ケースサイズが40mm程の時計を選ぶ女性も少なくはないので、自身の好みにあう時計を選ぶ事が永く愛用できる要因となりそうです。
腕回りサイズの測り方
時計をつける際の、金属ブレスレットやレザーストラップのサイズ調整やバランスも重要です。
覚えておくとサイズ調整をする際に便利な、腕周りサイズの計測方法をご紹介いたします。
手首周りと手首幅の測り方
時計をつける腕周りサイズの目安は、すき間に指が一本あるいは二本入る程度が適切と言われています。数字にするとおおよそ1~2cm程でしょうか。
↑時計が腕周りにピタピタのジャストではなく、少し動く若干のゆとりが必要です。
きつめが好きだという方でも肌に食い込むほどに調整をしてしまうと、体がむくんでいたり汗をかいたりした際に不快に感じる事もあるでしょうから多少のゆとりは必要です。
そして緩ければ良いという訳でもありません。
緩すぎてしまうとブレスレットが金属の摩耗で伸びてしまったりする為、ほどほどが大事です。
個人の好みはあれど、きつすぎず・緩すぎないサイズ感が適切です。
宝石広場では、お客様の腕周りサイズに最適なバランスへ調整いたします。
購入前に迷ったり、購入後しっくりこないなど、腕周りサイズに関してお気軽にご相談ください。
サイズ調整の際に重要な、簡単に測れる腕周りサイズ計測方法をご紹介いたします。
▼手首周りのサイズ測り方
メジャーが無い場合は、紙やヒモを手首周りに当てて印を付けます。
印を付けたところまでの長さ=手首周りのサイズです。
▼手首幅の測り方
腕周りのサイズだけではく、時計が上に乗る腕の手首の幅にも注目。
定規やメジャーで計測。成人男性の手首幅は4cm~6cmと言われています。
野球やバスケなどスポーツをやっていると手首が太くなる!という説がありますが、手首周りは身体の中でもトレーニングしても太くなりにくく、成年後はサイズの増減がほとんど無い部位と言われていますので、計測して覚えておきましょう。
腕時計の形状や種類別、おすすめのつけ方
上品でクラシカルなドレスウォッチやスポーティーなダイバーズウォッチ、ケースの形状や大きさなど、腕時計には様々なモデルやバリエーションが存在します。
それぞれオススメな腕時計のつけ方をご紹介いたします。
ダイバーズウォッチ
ダイバーズウォッチと言えばロレックスのサブマリーナーを想像する方も多いと思います。
あくまで装飾は”時刻を計測する道具”感のある無骨ながらスポーティーなデザインで、ファンは非常に多いキングオブダイバーズウォッチですよね。
ちなみに、プロのダイバーは時計は右腕に、そして左腕には方角を示すコンパスを着ける事もあるんだとか。
こういった話を聞くとサブマリーナーのレフティーモデルの誕生に期待してしまいます♪
ラウンド型の3針時計
スーツスタイルやオフィスカジュアルなどのキレイ目な服装で仕事をする方には、シンプルなデザインの時計がオススメです!
そして賛否はあるものの、日付表示があるとやはり便利です。
ビジネスシーンでは安易にスマートフォンを見るわけにはいかないですからね。
IWCのポートフィノは、シンプルと言ってしまえばそれまでですが、針の形状やアプライドのインデックスなど、細部まで手が込んでいるので見所満載です。
ビッグフェイス
クラシック回帰の流れがある時計業界ですが、ケースサイズが大きな時計にはそのモデルにしかない魅力があります!
迫力ある43mmサイズのオーデマ ピゲのロイヤルオークオフショアのクロノはいかがでしょうか。
メガタペストリー柄のブラック文字盤とブラックセラミックベゼルのダークなカラーで引き締められて、スーツスタイルにも意外とハマります。(ボリューミーな厚さなのでシャツの袖口には収まりませんが。)
インパクトのあるビッグフェイスの時計は、夏の服装にはバッチリあう事間違いナシです!
↑オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショアクロノ 43mm
スクエア型の時計
スクエア型の時計として人気でインパクトのあるベル&ロスのBR03シリーズ。
肌とケースが触れる面積が大きい為か、ケースサイズの数字以上にどっしりとした着用感があります。
↑ベル&ロス BR 03-92 DIVER BLACK&GREEN BRONZE
素材を問わずジャケットスタイルでの着用は難易度が高いかもしれませんが、存在感のある時計というジャンルでは間違いなく上位のモデルです。
軽やかに角型の時計をつけたい場合はジャガー・ルクルトのレベルソと言う選択肢もあります。
縦長のレクタンギュラーなら、一部分に時計が収まっている感覚なので圧迫感もないはずです。
↑ジャガー・ルクルト レベルソ クラシック ミディアム デュオ スモールセコンド
角型の時計が全て着用しづらいという訳ではありませんので、様々な時計にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
小ぶりな時計
クオーツ式の時計ではなく機械式の時計が欲しいけど、現行モデルではサイズが大きすぎるという女性の方には、年式が古いアンティークやヴィンテージの個体も視野に入れると選択肢が広がります。
今回はケースサイズ37mmのカラトラバを着用してみました。
腕への収まりも良いサイズ感で、上品に着用出来ると思いますし、大き過ぎず小さ過ぎず風格を感じさせる名作タイムピースです。女性が着用するにもベストなサイズ感かと思われ、”時計好き”をアピールできるコダワリを感じさせるチョイスだと思います。
まとめ
時計を着用する腕や着用する位置について、いかがでしたでしょうか!?
時計をつける場所に関しては『絶対にココに着けなければいけない!』という位置は必ずしも決まっていませんが、見やすい・使いやすい・傷が付きにくい・ぶつけにくいなどのオススメな位置は、だいだい定まっています。
また、腕時計を長年使っている方は、使いやすい・安心感のある・ストレスを感じないなどの、ご自分のベストな位置が判明していると思われますが、初めて高級時計を選ぶ方の中などで、ウブロなどの大きいサイズの時計に挑戦したい方は迷ってしまうことが多いのではないでしょうか?
↑左腕に着用した左側リューズのROLEX GMTマスターII 126720VTNR
私自身の好みも踏まえて数種類の時計をご紹介しましたが、数えきれないほどに様々なモデルがありますので、是非ご自身に最適な時計を探してみてください。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。
それでは、また!
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