こんにちは!カトウですッ┌( ̄◇ ̄)┘
突然ですが、“インパクトのある”時計って色々ありますよね~。
パっと思いつくだけでも、宝石を多数セッティングしたラグジュアリーな時計や、非常に高い技術力が無いと作れないトゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーなどの超複雑機構を載せたりと、それがメーカーの”個性”だったりします( ̄▽ ̄)/
↑豪華なダイヤモンド装飾&トゥールビヨン機構を搭載した限定10本のハリーウィンストン ■ HARRY WINSTON オーシャン トゥールビヨン OCEMTJ45WW002 |
そこで!今回紹介するのは、メカニカルでありながら、エッ!?なにこれ( ̄口 ̄;)???と目を惹いてしまう超個性派の”インパクトある”時計を紹介したいと思います!
この記事の目次
メカニケ・ヴェローチはどんな時計ブランド?
そのインパクトある時計ブランドとは、イタリア発の高級時計ブランド『メカニケ・ヴェローチ (MECCANICHE VELOCI)』です。
↑時計ケースにセットされた4つの文字盤が圧倒的なインパクトを放っています |
メカニケ・ヴェローチとは?
イタリアのファッションの街ミラノで創業した時計ブランドなのですが、「聞い
たことないなぁ〜」と思う人も多いと思います( ̄へ ̄;)
イタリアの芸術的な創作スピリッツとスイスによる時計製作の伝統が融合したジュネーブに本社を構える”イタリアンスイス”時計メーカー。
ラグジュアリーではなく”ハイエンド”を目指して、従来までの時計の潮流を打ち破り一つの時間軸だけに留まらない、独創的でファッショナブルな時計が特徴の高級時計ブランドです。
見た目のインパクトで好き嫌いの好みに分かれてしまいそうな時計だと思いますが、初見でハッ!と感じられたならカジュアルなシーンでのインパクトは絶大だと思います(; ̄口 ̄)
特にユニークなケースは、少し違ったポイントから”インパクトある”時計と言えるのではないでしょうか(ノ ̄口 ̄)ノ
メカニケ・ヴェローチの歴史
2006年スタートの、創業からまだ新しい時計ブランドです。
メカニケ・ヴェローチ(Meccaniche Veloci)は、イタリアの時計デザイナー、マルコ・コロンボによって2006年にイタリア・ミラノで設立されました。
2006年にメカニケ・ヴェローチは、1つの時計ケース内に4つの自動巻きムーブメントを収めた独創的なタイムピース”クアトロ ヴァルヴォレ”を発表。
自動車の4バルブエンジンのシリンダーヘッドをモチーフにした、モータースポーツへの熱いこだわりが散りばめられた時計です。2016年にCesare Cerrito氏がブランドを引き継ぎ、製造拠点をスイスに移転。
ジュネーブのプラン・レ・ウアット(Plan-les-Ouates)で、自社ムーブメントの開発を始めました。
2019年にはクアトロ ヴァルヴォレの後継機種の“ICON(アイコン)”を発表しま
した。
新しい時計ブランドなのですが、2016年からはスイス時計産業の中心都市ジュネーブにて自社ムーブメントの開発をスタートし、さまざまなブランドとのコラボレーション時計も展開するなど意欲的に活動しています。
メカニケ・ヴェローチの時計の特徴
メカニケ・ヴェローチのブランドポリシーは、<SPEED・QUALITY・FUTURE>
スポーティーでスピード感のある高い品質のタイムピースを目指しています。
スポーティー&スピード感と言うと、高精度やスポーティーなデザインで高性能さをアピールする時計ブラントと、爆発的なスピードと速さを追求したデザインで高性能をアピールするモータースポーツは、切っても切れない結びつきがあります。
■関連ページ:クルマと時計のコラボレーション【ランボルギーニ編】 |
メカニケ・ヴェローチの時計も、モータースポーツのレーシングスピリッツを完全にオマージュしています。
筋金入りのクルマ&バイク愛好家のマルコ・コロンボが立ち上げたメカニケ・ヴェローチのイメージカラーは<黒・シルバー・グレー・赤>です。
どれもクルマやバイクのメカニカルなパーツやガレージなどを連想させる色ですね。
時計の素材に、レーシングカーやバイクのパーツに数多く使用される軽くて強靭なカーボンやチタンなどを用いるという、それまでの常識にとらわれない素材を巧みに融合させています。
そして4バルブエンジンのシリンダーヘッドをモチーフにした、大型49mmケースがインパクトを生み出し、唯一無二の存在感を発揮しています。
さらにその大型ケースに収められた、”1つのムーブメントで4つのタイムゾーンを駆動する”世界初の自社ムーブメントがメカニケ・ヴェローチの時計の特徴です。(ノ ̄▽ ̄)ノ
↑大型の円形ケースには、4つの時間帯を独立して操作するリューズが4つ付けられています |
メカニケ・ヴェローチでは、そのメカニカルで情熱的なイタリアンテイストの時計生産だけではなく、モータースポーツへのスポンサー活動やタイアップ活動も精力的に行っています。
近年では、エジプトで開催されたバイクレース「ラリー・ファラオンス」、イタリアの「カレラカップ」のスポンサーや、2008年から2010年には世界スーパーバイク選手権のオフィシャルタイムキーパーを担当しています。
メカニケ・ヴェローチの時計 4モデル紹介
メカニケ・ヴェローチの時計は、クアトロヴァルヴォレ(QuattroValvole)とアイコン (Icon)の2つに大きく分けられます。どちらもケースサイズが49mmの、メカニケ・ヴェローチを象徴する主力コレクションです。
ちらみに『クアトロヴァルヴォレ』とは、4を表す”クアトロ”と、バルブを表す”ヴァルヴォレ”というイタリア語からきていて、ズバりクルマの4つのエンジンバルブから命名されています。
クアトロヴァルヴォレ コレクション
クアトロヴァルヴォレ(QuattroValvole)コレクション
1つの時計ケース内に4つの自動巻きムーブメントが搭載されています。
文字盤には、細かいギョシェ仕上げやレーシングカーを思わせるカーボン素材が用いられ個性的な表情が付けられています。
クアトロヴァルヴォレ ナルディ
イタリアが誇る、クルマのハンドル部品ステアリング製造メーカーの「ナルディ」とコラボレーションした世界限定50本モデルの『クアトロヴァルヴォレ ナルディ』。
なんと!時計本体ケース側面に、ナルディ製の美しい高級木材の「マホガニー」材が埋め込まれています。マホガニー素材のナルディ製のステアリングとよく似ています!
ナルディのクラシカルでありファッショナブルな雰囲気が、じわっとくる個性を感じさせてくれます。金属に対する、この木材の使い方がなんともオシャレですよね!
文字盤中央には、メカニケ・ヴェローチの歯車とブランドロゴ、ナルディのNDロゴがあしらわれ、コラボレーションをアピールしています。
繊細なギョーシェ加工が施された文字盤を彩るようにナルディのブランドカラーの爽やかなブルーが配色されています(ノ ̄▽ ̄)ノう~ん、なんとも渋いですね♪
アイコン コレクション
アイコン (Icon)コレクション
1つのムーブメントで4つのタイムゾーンを駆動します。独立した4つの文字盤のカラーを同一色でまとめたり、カラフルにアレンジされてレーシングスピリッツを表現しています。
アイコン グランツーリズモ
スポーツカーやRV車などの自動車カテゴリーの中で、長距離の高速巡行が可能なハイパフォーマンスカーの位置づけで”GT”と略される「グランツーリズモ」。
そのハイパフォーマンスなGTカーをシンクロさせる、シリンダーヘッドを表現したモデルが『アイコン グランツーリズモ』です。
無駄な物を削ぎ落したシンプルな印象を受けますね!
ケース素材を軽くて丈夫なチタンにすればイイという安易な発想ではなく、49mmという本体ケースの大きさからバランスを計算し軽量化を図り、快適な装着感を考えてデザインされています(ノ ̄▽ ̄)ノ
アイコン フュオリジリ
ペラルージュ加工が施された、大きな49mmチタンケースの『アイコン フュオリジリ』。
黒色のカーボンの文字盤と黄色のイタリアンカラーがアクセントとなり、ケース表面のペルラージュ加工の美しい装飾が一層際立っています!
本来ケースの内壁やムーブメントのプレートなど目立たない箇所に加工されることが多いペルラージュですが、この真珠模様を時計ケースの外装部に持ってくるところが、なんともイタリアの遊び心を表現していますね(ノ ̄▽ ̄)ノ
年間生産ロットが10本のみという希少な限定モデルですが、本体裏蓋ケース面はシンプルなデザインになってます。ブランドロゴマークの歯車型のローターが特徴的です。
ローター・脱進機・ゼンマイなどの動力源は1つで、4つのダイヤルを動かしています。
アイコン ダマスカス
特徴的な49mmケースにダマスカス鋼素材を用いた『アイコン ダマスカス』
その名の通り、高い耐久性と持続性を備えた「ダマスカス鋼」をケースに使用しています!
非常に硬い希少な金属素材を時計に用いる大胆な発想です!(ノ ̄口 ̄)ノ
ダマスカス鋼は古代インドで作られていた鋼材ですが、強靱さ、錆びにくさ、表面に浮かぶ優美な波紋から神秘性を漂わせる金属です。
そして、オリジナルのダマスカス鋼の製法はいまだ謎に包まれているそうです。。。
本来のダマスカス鋼の波紋は、内部結晶作用により鋼が別々に結晶化したことにより発生した模様らしいのですが、現代のダマスカス模様は異種金属を多層に重ね合わせ、加工時にハンマーで叩き金属を鍛えることで、木の年輪のようなあの独特な並模様を発生させているそうです(ノ ̄口 ̄)ノ
近代から現代に至るまで、切れ味も良いことから刃物用材として珍重されているそうです。
私も包丁で目にしたことがあります( ̄▽ ̄)
アナログ的な風合いのある見た目ですが、これが金属というのが不思議な模様ですよね。
このモデルには、時計本体ケースの側面に黒色のDLCコーティングされたチタニウムのリングがセッティングされています。
神秘的な外観の美しさの中にモータースポーツの力強さを表現しているモデルと言えるでしょう!
職人の魂が込められた1年間で10本しか生産されていない希少なモデルです(ノ ̄▽ ̄)ノ
メカニケ・ヴェローチの時計の評価
メカニケ・ヴェローチの時計は、4つのタイムゾーンを操る独特なスタイルと、チタン・カーボン・アルミニウムなどの極限のスピードを追求するモータースポーツ界で実際に使用されている素材を時計に組み込んでいる点で、時計マニアを中心に高い評価を得ています。
そしてメカニケ・ヴェローチの時計は、クルマやバイクを思わせるシルバーや黒のブランドイメージカラーを用いて、モータースポーツのエッセンスを巧みに取り入れたデザインでレーシングスピリッツを存分に感じさせてくれます。
近年は特に、スポーツカーなどに搭載される高性能なブレーキの製造メーカーとして世界的に有名なブレンボ社とのコラボレーションモデルや極少量ロットの限定版の時計を毎シーズン発売して、ファッショニスタやクルマ・バイク好きの方からの注目度が高くなっています。
ケースサイズが大きめですが、チタン素材の採用により重さは一般的な男性用の腕時計と同じ程度の重量です。インパクトあるフォルムが逆に存在感を強調していて、時計がしっかり目立ちます。
”ラグジュアリーではなくハイエンドを目指す”というブランドのポリシーにあるように、スポーティーでありながら高級感があり、スイス製の自社製ムーブメントを搭載した上質な機械式時計となっています。
他人と被りたくない!という方、クルマやバイクが好きな方、メカいじりが好きな方などに絶対にオススメな超個性派の機械式時計ブランドと言えます。
時計の魅せ方は、カジュアルでファッショナブルなブランドから、歴史ある名門ブランドやラグジュアリーでハイエンドなブランドまで様々です。
”クルマ好きと時計好きは似ている”とよく言われますが、メカニケ・ヴェローチは奇抜さと遊び心が混ざり合ったレーシングスピリッツを感じさせる、個性派の高級時計ブランドとして今後も注目を集めていくのではないでしょうか(ノ ̄▽ ̄)ノ!?
ご興味がございましたら、LINEなどで是非お問い合わせください!
また他にも気になる”インパクト”ある時計が有りましたらコチラでご紹介します。
それでは、また!
■ メールマガジン |
【毎日アイテム追加!新品も中古も圧倒的な在庫数!】宝石広場オンラインストア
【高級時計・宝石の買取り&下取りLINEですぐ査定!】宝石広場 高額買取サイト
【オーバーホール・電池交換なんでもお任せください】宝石広場 時計修理サイト
【お問合せフォーム】【 LINE 】【TEL 03-5458-5429 営業時間 11:00〜19:30】
[…] […]