ロレックスのご使用方法

オイスター各部の名称

ロレックス オイスター 各部の名称

時計各部の構成や名称は他ブランドと同じですが、形状によってブレスやベゼルの呼び名が変わります。

主なブレスレットの種類

オイスターブレスオイスターブレス

ロレックスで一番ベーシックなブレスがこのオイスターブレスです。3連の駒で構成され、中央の列がまで全てヘアライン(サテン)仕上げのタイプと、真ん中の列だけがポリッシュ(鏡面)仕上げのタイプがあります。
主なモデルデイトナサブマリーナーエクスプローラーその他ロレックスモデル

ジュビリーブレスジュビリーブレス

カマボコのような形をした小さな駒を組み合わせた5連のブレス。レディースモデルやドレス系のモデルに多く採用されています。他のブレスと比べコマ数が多く小さい為、フィット感が優れています。最近ではGMTマスターに再採用され大きな話題を呼びました。
主なモデルデイトジャストGMTマスターII

プレジデントブレスプレジデントブレス

ジュビリーブレスの中央部分を一つの駒とし、3連ブレスとしたタイプ。ラグジュアリー感を残しつつ、大人な印象も加味したブレスです。
主なモデル
デイデイト

ブレスレットが長い場合は、お買い求めの際に調整させていただきます。
ブレスレットを腕にきちんと合わせた状態でご使用になることが長持ちさせるコツです。

オイスターロックブレスレット
オイスターロックブレスレット

オイスターロックブレスレットは、クラスプの中に予備の駒がたたみこまれており、これを伸ばすことでロング・ショートの2つの長さが、道具を使わないで変更できます。

グライドロッククラスプ

サブマリーナーデイトとディープシーのブレスレットは、それぞれ専用に設計されたグライドロッククラスプを備えています。クラスプ内部でブレスレットをスライドさせて、サブマリーナーデイトは2mmごと最大20mmまで、ディープシーは1.8mm単位で最大18mmまでの長さの調整を、特別な器具を使わずにおこなえます。

サブマリーナー

サブマリーナー

ディープシー

ディープシー

自動巻時計の使い方

リューズの位置とはたらき
防水 通常使用@防水 通常使用

リューズがケースにねじ込まれた状態

ゼンマイの巻上げAゼンマイの巻上げ

リューズをゆるめパネの力でねじがはずれた状態

日付変更B日付変更

一段引き出した状態

時間合わせC時間合わせ

二段、最後まで引き出した状態

BCのリューズ位置は微妙な違いですので、つめの先で軽く操作してください。
使い始め・停止状態からの操作

使いはじめ、または停止状態の時は下記の操作手順でご使用下さい。

@ゼンマイを巻き上げる

リューズを2の状態にして前方向に30回ぐらい巻いて下さい。ゼンマイが巻き上がります。必要以上にゼンマイは巻き上がらないため、巻き過ぎの心配はありません。
1日8時間以上腕に着用していただくと24時間以上動きます。運動量によって多少の違いが生じます。

A時間合わせ

リューズをのの位置まで引き出すと秒針が止まります。この位置で時間合わせをしますが、午前と午後を間違えないようご注意下さい。針を進行方向に回し、短針が12時を通過するときに日付が変わるのを確認し、その位置から午前・午後を計算して、合わせたい時間まで針を回してください。

午前と午後を間違えて合わせると、昼の12時に日付が変わります。

合わせたい時間が来たらリューズをのの状態から押し込んでください。秒針が動き出します。

B日付合わせ

リューズを3の位置にし、日付を合わせて下さい。

時計の針が20時から6時までの時間帯にある状態では、日付の早送りをしないで下さい。故障の原因となる場合がございます。また、その様な操作による故障は保証対象外となりますので、特にご注意下さい。
Cリューズを締める

時間合わせ・日付セットが完了したら、リューズをケースにそっと押し付けながらゆっくり回し、1の状態までしっかり閉めこんでください。

リューズを閉め忘れると防水性能が正しく機能しませんので、お気をつけください。
デイデイトの日付・曜日の合わせ方
デイデイトの日付・曜日の合わせ方

リューズ3の位置で前方に回すと日付が変わり、手前に回すと曜日が変わります。日付合わせ・時間合わせの操作方法および諸注意事項につきましては、前項を参考にしてください。

使用上のご注意

強い衝撃にお気をつけください

腕時計は精密機械です。落下等にご注意ください。硬いものに激しくぶつけたりしないようお気を付けください。激しいスポーツや、ゴルフ・テニスなど腕に強いインパクトがかかるスポーツをする際はご使用をお避け下さい。

薬品・水銀などの影響

18金(YG,WG,PG)は75%の金と他の金属の合金です。その為、ある種の薬品や水銀によって変色したり、損傷を受けることがあります。

アレルギー症状

体質によって、かゆみ・かぶれ等を生じる場合がありますので、皮膚に異常を感じた時には、ご使用をおやめいただき専門医にご相談ください。

リューズのクラウンマークの位置

リューズのクラウンマークの位置は時計により異なります。また、使用しているうちにチューブ・リューズ・バッキン等の経年変化によっても向きが変わる事もあります。

磁気の影響

磁気を帯びたものには、時計を近づけないでください。進み遅れなどの精度不良や、不動の原因となることもございますので、ご注意ください。(例)ヘアードライヤー、電気毛布、スピーカー、電話機、電気カミソリ、磁気ブレスレット、磁気パンソウコウ、TV、パソコン等

温度変化、紫外線の影響

直射日光の当たる所や高温な環境下・急激な温度変化は、クリスタルのくもり、ケース・文字盤の変色・劣化、精度の変化などの原因となる恐れがございます。バッキンの劣化進行や油切れの進行も顕著になり、防水性能の低下や機械不良の原因にもなりますのでご注意下さい。

精度調整

機械時計は、ご愛用者の使用環境、腕の運動量により精度に微妙な差がでます。お買い求め後、時間を合わせ、通常の生活条件で1週間から10日お使いください。その結果が基準日差を大幅に越える場合は調整致します。

分解掃除(オーバーホール)

定期的なオーバーホールは機械を長持ちさせます。調子が良いからといって使い続けていると、パーツの磨耗や劣化が進み、次回のオーバーホール時に数々の部品交換を必要とするような事態にもなります。調子がよく、ご使用上の問題が無くても、3~5年ごとに定期的なオーバーホールをお勧めします。

防水について

オイスターの防水

オイスターは防水性の優れた時計ですが、リューズが確実にねじ込まれていることが条件です。また、水中での使用に際しては、あらかじめクリスタル、ベゼル、リューズの状態をお確かめ下さい。
オイスターケースは、樹脂製のパッキンによって防水性能が保たれています。これらのパッキンが温度変化や薬品等による劣化により、規定の防水性能を発揮しない場合があります。本来の防水性能を維持するには、定期的な点検が必要です。
また、海で使用した後は、海水を真水で洗い流し乾いた布等でふき取って下さい。もし、時計内部に水が入ったりくもりが出るようでしたら、早急に修理へお出し下さい。ダイバーズウォッチであるサブマリーナーとシードゥエラーを除く100m防水のオイスターケースでは水中での使用はお勧め致しません。入浴やプール・海など水が入る危険がある場所での使用はお控え下さい。

故障では?と思う前に

状態 原因・対応
時間が遅れる。はずしておくと翌日までもたない。 自動巻でも腕の運動量が少ない場合、ゼンマイが巻き上げ不足の状態になります。手巻も併用してください。(P3参照)
時間が極端に進んだり(日差数分...)、止まったりする。 磁気を帯びたり、外的衝撃によって、内部の部品が変形・異常等を起こしていることが考えられます。早めに修理にお出しください。
時計を振ると内部で異音がする。 自動巻は、ゼンマイを巻き上げるのにローターというおもりのような部品が回転しています。通常では、その回転音が聞こえる状態で正常ですが、油が切れてくると音が大きくなることもありますので、メンテナンスが必要と思われます。それ以外に、不規則な異音が発生するようでしたら、部品の破損等が考えられますので、早めに点検・修理にお出しください。
カレンダーが昼の12時に変わる。 時間セットの際、12時間まちがっています。再度、調整を行ってください。(P3~4参照)
0時ちょうどにカレンダーが変わらない。 故障ではありません。機械内部の歯車には、少しの遊びが必要です。そのため、前後5分位の差異があります。
オイスタークォーツ(電池式のロレックス)が止まった。 電池切れが主な原因です。販売店等で電池交換をご依頼ください。

上記以外でご不明な点は、アフターサービス部03-5458-5424にお電話下さい。

各モデルのご使用方法