なんと我が愛車が壊れました。何だか切ない気持ちで一杯のスタッフタカギです。
先日Y氏の書いたブログで取り上げられたツーリングに行きました。そのブログで書かれている【故障】がワタクシのバイクです・・・
即日引き取ではなく一週間後まで松本に保管されます・・・11月過ぎに戻るので2009年シーズン強制終了。《中古車展示場》の文字が何とも言えない。
新型は電気が命という事を思い知らされました。でもそんな辛いことだけではなくツーリングならではのドキドキポイントもありました。ここまで長くバイクに乗り続けると大抵の車両では【ドキドキ】しません。
そんな僕のハートをガッチリ鷲掴みする車両に乗ることができました。
ホンダ ベンリイCB135 1970年発売 最高出力15PS 最大トルク1.0kg/8500
もうドキドキなデザインです。この見た目と音を聞いてしまったら乗りたくなる。既に40年という月日が流れてしまっても、心を動かす存在感は偉大です。現代の車両でそんなバイクがあるのでしょうか・・・
これと比べたら多分今乗っている私のバイクはただの古臭い型落ちバイクになるのでしょう。
この記事の目次
現代における最先端?ETAのエボーシュの供給停止とマニファクチュール化の流れ
これは現代の技術進歩と昔の技術進歩の進み方(スピード)の違いな気がします。流行のデザインは基本的に過去のモノに少なからずとも影響を受け進歩して行く事が良くわかるいい事例ですね。
色々な雑誌を読むと【マニファクチュール】という言葉が多々見受けられます。2010年にETAのエボーシュの供給停止があります。
特にETA・Cal7750という様々なモジュール搭載可能な機械を使い、色々な時計メーカーが作品を発表してきました。それを全て自社で開発していかなければなりません。
利点としては『マニファクチュール』という事をメーカーはマーケティングで押し出すことができその付加価値を高めることができます。
問題として開発には莫大な費用と時間がかかります。その問題を全てのメーカーがクリアしていく事が可能かどうかです。特にクロノグラフムーブメントは難しいでしょう。
この様に考えていくと今後の流れは完成度の高い『マニファクチュール・ムーブメント』を開発し尚且つ魅力的な時計を造れるブランドがメインになっていくのかもしれません。
ふと考えるとゼニスは既にクロノグラフ・ムーブメントを持っている・・・EL・PRIMEROです。1969年に初代エルプリメロ搭載のクロノグラフが発表されています。
ゼニス ニューヴィンテージ 1969オリジナル
オリジナルがあって復刻がある。そしてドキドキして【マニファクチュール】という流れ。ゼニス ニューヴィンテージ 1969オリジナルという時計が気になります。
これは未来(BK)と現在(SS)です。 ※注意※ケースサイズは同じです。
オリジナルが存在しているという事は、比較対照が確実に存在するという事です。忠実に再現するという方法と現代のテイストを上手く組み込む方法があります。
色使いやその雰囲気は非常に上手く表現されています。インダイヤルの配置が重なっている所にゼニスの上手さを感じます。
ケースのサイドビューも美しい。風防の存在感が良くわかります。
シースルーバックからはエルプリメロが覗けます。ゼニスである証。今回発表された1969の中では一番復刻純度が高いでしょう。
96.1969.469./77.C683
トランスパレント・ダイアルが非常に興味深い作品です。チタンケースにPVD加工を施し
ブラックで統一している所が今の今を感じさせます。
SSのヴァージョンとは違った質感が大好きです。このマットで無機質な雰囲気は好みが別れる所でしょう。
トランスパレントダイヤルとシースルーバックで両面からエルプリメロを観賞できます。
本当は未来へ突き進む美しいデザインが好き
こんな事を書きながらも本当は未来へ突き進む美しいデザインが好きです。復刻でもニューモデルでも自分の心が動くモデルが一番です。
BREGET 7027BR/G9/9V6
久しぶりにドキドキします。お店が忙しくなってきた! ブレゲはまた次回・・・