2023年IWC新作モデル発表
最も注目を集めたロレックスの2023年新作モデルの発表と同じ2023年3月27日(月)に、1868年に創業したスイスの名門時計ブランド『IWC』も2023年新作モデルを公開しました!
現地からの画像で2023年の新作モデルをご紹介いたします。
IWC 2023年 新作モデル発表
昨年同様に、チューリッヒに次ぐスイス第二の国際都市であるジュネーブで開催される世界最大の国際時計見本市 Watches & Wonders Geneva 2023(ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2023 ※旧SIHH ジュネーブサロン)。
Watches & Wonders Geneva 2023において、IWCは新型『インヂュニア』を発表しました。
↑新作インヂュニアに搭載される「キャリバー32111」を解説する白衣を着たエンジニア
↑白衣を着たエンジニアがドリンクをサーブする”インヂュニア・バー”も併設
ガルウィングドアで開閉する低い流線形ボディが未来のクルマを思わせる、1970年代に開発されたメルセデスベンツのスポーツカー「C111-III」も展示されています。
IWC 2023年 新作インヂュニア
2023年新作 IWC インヂュニア・オートマティック 40
1955年に初代が誕生した、ドイツ語/フランス語で”エンジニア”を意味する磁力に強いスポーツモデル『インヂュニア』がモデルチェンジして、2023年の新作モデルが登場しました。
IWC インヂュニア・オートマティック 40 IW328901 ブラック
↑軟鉄製インナーケースを連想させる鉄をくり抜いて時計がディスプレイされています
↑ステンレスケース×ブラック文字盤の最もスタンダードなモデル
インヂュニア・オートマティック 40 IW328901
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IWC インヂュニア・オートマティック 40 IW328903 アクア
↑ブルーにもグリーンにも見える美麗な”Aqua”カラー文字盤
↑今までに無かった美しいカラーリングで人気モデルとなりそうです
インヂュニア・オートマティック 40 IW328903
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IWC インヂュニア・オートマティック 40 IW328902 シルバー
↑白に近い明るい銀色で、細かい直角のグリッドパターンが施されています
インヂュニア・オートマティック 40 IW328902
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2023年新作IWCインヂュニアの優れた機能性
2023年の新作『インヂュニア』は、下記のような現代的なスペックで登場しました。
- リューズガードを備えた40mm径×10.7mm厚のケース
- 10気圧の防水性能
- 120時間(約5日間)パワーリザーブ性能
- ステンレスケース文字盤カラー:ブラック・アクア・シルバー
- チタンケース文字盤カラー:クールグレー
インヂュニア=耐磁性が最大の特徴ですが、下記の耐磁性を備えた代表的なモデルのように詳細な耐磁性能は現在のところ不明です。
VACHERON CONSTANTIN オーヴァーシーズ 4500V:300ガウス(25000A/m)
ROLEX ミルガウス Ref.116400:1000ガウス(80000A/m)
OMEGA マスタークロノメーターモデル:15000ガウス(120万A/m)
↑「Defeating Magnetism.=磁気を打破する」耐磁性を解説するパネル
今までのモデル同様に「耐磁性軟鉄製インナーケース」とあるので、耐磁性はもちろん備えているはずなのですが、オメガのような超耐磁性を追求しないということでしょうか。。。
便利な電子機器や電化製品に囲まれた現代の生活に、耐磁性の強さは最高のメリットで、このモデルが長年にわたって人気を集めている所以でもあります。
さらに、
今回の2023年新作『インヂュニア』は、パテックフィリップ「ノーチラス」・オーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」・ブルガリ「ブルガリブルガリ」などを手掛けた天才時計デザイナー”ジェラルド・ジェンタ”氏がデザインした『インヂュニア SL』をオマージュしたような、クラシカルなルックスも話題です。
IWCインヂュニア 歴代の人気モデル
『インヂュニア』は、コックピット内の強い磁気に影響を受けない正確な時計という英国空軍の要請を受けて、1948年に登場した軍用パイロットウォッチ「マーク11」をベースにして開発がスタート。
1955年に誕生した初代モデル「666AD」は、約20年間にわたってロングセラーとなりました。
今回の新作が似ているといわれる1976年に登場した二代目「インヂュニアSL」など、過去にはどのような『インヂュニア』がラインナップされていたのでしょうか。
IWC インヂュニア オートマチック IW357002 (2017~)
今回発表された新作の1つ前の世代の『インヂュニア』。
耐磁性:40,000A/m
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それまでのアイコニック的なデザインポイントの5つのビスの無い、ポリッシュ仕上げされたフラットな形状ベゼルに、リューズガードの無いすっきりとしたフォルムのケースが組み合わされたドレッシーな印象の『インヂュニア』。
IWC インヂュニア オートマチック IW323902 (2013~)
今から約10年前に生産されていた『インヂュニア』。
耐磁性:40,000A/m
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リューズガードを備えた40mmケースに5つの凹みがセットされたベゼルという、2023年の新作モデル同様に”ジェラルド・ジェンタ”氏による「インヂュニアSL」によく似たスタイルの大人気モデル。
IWC インヂュニア オートマチック IW322701 (2005~)
2005年に自社ムーブメントを搭載して復活した『インヂュニア』。
耐磁性:80,000A/m
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ジャガー・ルクルト製のムーブメントを搭載して1990年代に人気を集めた、34mmの小型ケースで初期モデルのテイストが色濃く残る「3521」系が2001年に生産終了となり、空白期間の後2005年に復活した『インヂュニア』。
自社製ムーブメントを搭載したリューズガードの無い42mmの大型ケースが特徴です。
2023年IWC新作インヂュニア まとめ
2023年IWC新作インヂュニア まとめ
「ポルトギーゼ」「ポートフィノ」「パイロットウォッチ」「アクアタイマー」「ダ・ヴィンチ」と共にIWCの主力コレクションである『インヂュニア』。
IWCでは約5年周期で6つの主力コレクションを順番にモデルチェンジしています。
今回発表された2023年の新作『インヂュニア』は、天才時計デザイナー”ジェラルド・ジェンタ”氏による「インヂュニア SL」を彷彿とさせるスタイルで、大きな話題となりました。
そして、現在の時計業界で依然としてトレンドとなっている”ラグジュアリースポーツ”ウォッチの流行も、高級感を感じさせるデザインの機能性に優れたスポーツモデルということで新作の『インヂュニア』にも追い風となりそうです。
さらに新作『インヂュニア』で登場した”アクア”カラーの文字盤も人気が集まりそうです。
ポルトギーゼやパイロットウォッチなどでブルー文字盤やグリーン文字盤はリリースされていましたが”アクア”は、ブルーでもグリーンでもない流行のターコイズブルーを思わせる美しい色合いです。
耐磁性という目に見えないプロフェッショナルに向けた特別な機能を搭載した時計から、機能性に優れたスポーティーで現代的な時計へと生まれ変わった新しい『インヂュニア』は、以前からのファンだけでなく、あらゆる時計ファンから注目されるタイムピースと言えます。
※今回発表された2023年の新作モデルは、宝石広場へも入荷を予定しております
※入荷次第、【STAFF RECOMMEND】やホームページに掲載させていただきます
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