腕時計の各部名称・使い方
ムーブメント(movement)とは
腕時計の駆動をつかさどる部分で、車でいうところのエンジンです。その仕組みは大きく分けてゼンマイを動力として稼働する手巻きや自動巻き、電池で稼働するクォーツに分けられます。
ムーブメントの種類
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自動巻き(automatic)
時計を腕に着用している間に、体の自然な動作によってローターという重りが回転し、ゼンマイが巻き上がるようにした機構。
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手巻き(hand winding)
リューズを手で回し、ゼンマイを巻き上げる時計のこと。
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クォーツ(quartz)
水晶を使った水晶振動子を時間の調整のために使用している電子ムーブメントの事。日本のセイコーが1969年に世界で初めてのクォーツウォッチを商品化しました。
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オートクォーツ(auto quartz)
駆動方式はクォーツと変わらないが、ローターの回転により電池を充電し、それを動力として使用する。
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スプリングドライブ(spring drive)
セイコーが開発した機械式・クォーツに代わる新しい駆動方式。電池やモーターを持たず、発電機とIC回路、水晶振動子からなる電子調速機を組み合わせ、平均日差+-1という高い精度を実現させました。針はスイープ運動という滑らかな動きをします。