ソメイです。
『新品で買ったのに‥‥』の間違い
私も1年くらい前までは買取部におりました。買取の商談で買取価格をお伝えした時、お客様の反応は様々です。その中で比較的多いのが『新品で買ったのに‥‥』という事をおっしゃられる方。結構いらっしゃいます。
手放すお客様からすると「中古で購入した商品よりも、新品で購入した商品の方が絶対に買取り価格が高くなる」と考えられるのかも知れませんが、ハッキリ言って、違います!!
新品で買っても使ったら中古品という扱いになる
新品を購入して日も浅く、
- 全くシール類も剥がさない。
- ブレス調整もしない。
- もちろん1回も使用しない。
という「未使用品」の場合は別ですが、新品を購入して
- シール類を1つでも剥がした。
- ブレス調整済。
- 1回でも使った。
という場合は、全て「中古品」となります。
新品で購入しても未使用品でなければ「中古品」です。中古で購入して手放せば、もちろん「中古品」です。どちらで購入されても、査定の時は同じ「中古品」という土俵に上がってしまいます。
新品で購入して売った場合と、中古で購入して売った場合のシミュレーション
仮にキリの良い数字で、コンディションや付属品の有無も同じ場合と仮定して
- 新品価格を「150万円」
- 中古価格を「100万円」
- 買取価格を「50万円」
とすると…
○「新品価格」-「買取価格」=「100万円」
○「中古価格」-「買取価格」=「50万円」
「新品価格」から「中古価格」を引いた分が差額となります。
使用年数によるメンテナンスが必要か否かにもよって実際は細かい差は出ますが、おおまかに考えても中古で購入して手放した場合の方が、かなりお得ですね。
基本的に時計の売り買いを頻繁にして常に旬なモデルを着けたいという方には、中古品を買って手放すのが一番お客様にとっては良いでしょう。
確かに時計を購入する際は新品を購入するのがお客様の気分的には一番良いでしょうが、1回でも使えば中古品です。いろんな時計を使ってみたいという方は、コンディションの良い中古品を探して購入して頂くのがオススメです。