今回はバーゼル前という事で、意外によく知らないバーゼルフェアのおさらいと
参加する時計メーカーをお伝えします。
この記事の目次
そもそもバーゼルフェアとは?
バーゼルフェアはスイスのバーゼルで毎年3月頃に1週間かけて行われる、時計の見本市です。ブランドとしては、今年はこんな凄いの出しますよ!といった発表の場でもあるわけですね。ちなみに時計だけではなくてジュエリーなんかも展示されます。扱われるのは宝飾品全般といったところでしょうか。
バーゼルフェアの参加ブランドは?
参加するブランドはかなり多く出展ブランドは2000近くあるそうです。当店で扱っているブランドを挙げるだけでもこんなにあります。
- ロレックス
- チュードル
- ブルガリ
- タグホイヤー
- ゼニス
- ウブロ
- パテックフィリップ
- ショパール
- ブランパン
- ブレゲ
- ハリーウィンストン
- オメガ
- ロンジン
- ジャケドロー
- シャネル
- ブライトリング
- ベルロス
- グッチ
- ポルシェデザイン
- セイコー
等々・・・・
当店で扱った事がないブランドならまだまだあります。ちなみにスイスで開催される時計見本市ですが、セイコーの名前がある通り、日本のブランドも出展料を払えば出展可能です。メインホールの一階入り口に展示されるロレックスなんかは、数億の出展料が必要との事ですが・・・。
あれ?カルティエとかフランクミュラーが無いけど?
すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、カルティエを筆頭とするリシュモングループとフランクミュラーを筆頭とするフランクミュラーウォッチランドグループはそれぞれ別で見本市を行っています。
カルティエのリシュモングループは毎年一月に「ジュネーブサロン(SIHH)」、フランクミュラーグループは毎年バーゼルフェアと同じ時期に「WPHH」を開催しています。
ジュネーブサロンの参加ブランドは?
ジュネーブサロンで出展されるブランドはこんな感じです。
- IWC
- ヴァシュロン・コンスタンタン
- カルティエ
- ピアジェ
- ジャガールクルト
- オーデマピゲ
- パネライ
- ランゲ・ゾーネ
- ロジェデュブイ
- ボームメルシェ
- リシャールミル
等々・・・
こちらも有名どころが多いですね。そんな訳で、時計好きは毎年一月から三月にかけて開催される、この三つの展示会を抑えておけばいいわけですね。
ちなみにカルティエ(リシュモングループ)がバーゼルフェアを抜けた理由が面白い。これはウィキペディアからの引用です。
会場であるバーゼル・メッセ内部の飲食設備はお世辞にも立派とは言えず、ホットドッグをエスカレーター横のベンチで食べる人々の姿が風物詩となっていた(飲食設備は年々改善が図られてはいる)。
会場の1階が高級ブランド、2階は普及ブランドという風に別れてはいるものの、会場中にホットドッグの匂いが充満しているという状況にカルティエを中心とする高級時計メーカーグループ(現在のリシュモングループ)が「ソーセージを食べながら高級品の商談が出来るか」と、1991年にバーゼル・フェアから独立、ジュネーヴで国際高級時計サロン(SIHH、通称ジュネーブ・サロン(フランス語版))を開催するという状態に至る。バーゼル・フェア – Wikipedia
確かに当時を想像するに、高級時計を扱う場でこの状況はちょっと嫌ですね。年々改善されているとのことですが、現在はどんな感じになったんでしょうか。
バーゼルフェアとジュネーブサロンのアプリがあります。
どちらの展示会も行った事が無い方がほとんどかと思われますが、それぞれアプリがあるので、興味がある方はインストールしてみてください。
それぞれ展示場のマップも用意されていて、ものすごい数のブランドが名を連ねています。
こちらはバーゼルフェアのアプリ画面。
チュードルっていくらロレックスの弟分的な感じとはいえ、隣のものすごい一等地にあるんですね。ちょっとビックリです。
メインホールの二階には我らが日本のブランドもあります。
一カ所にまとまってるあたりがなんだか微笑ましいです。展示する場所はある程度指定があるんでしょうかね。
変わってこちらはジュネーブサロンです。
バーゼルのマップとは違い至るところにナイフとフォークのマークがあります。これはそれだけ、フード系に力を入れてますよ!って事なんでしょうか。 カルティエ(リシュモングループ)がバーゼルを抜けた原因と言われている飲食設備の因縁が、ここに見て取れる気がします。
そんな訳で今回はバーゼルフェアのご紹介でした。
それではまた。