最近やたらディスカバリーチャンネルで僕の興味をえぐり込むような番組が深夜に始まりどうにもベッドに行けなくなっているスタッフ・タカギです。
何故かというと世界ラリー選手権~熱狂と悪夢の時代。
パワーを炸裂させ破滅と破壊に向かった1980年代のラリーマシン。現代のレースでは考えられないルールとモラルの中でバタネンやベッテガやトイヴォネンが走っていた時代ですね。
そこで生まれたマシンから出てきたあの名車があります。子供心に見ていて凄いと思った車です。
これです!!
今でもクワトロが欲しくなるグループBは凄かった!その存在があったからこそ
現代の車では出し得ないオーラがあります。
ロレックス オイスター
今どきのROLEXからはかけ離れた存在ですが、やはりクラシカルなスタイルのスーツなどを着用した時にかなり合うのではないでしょうか。
Sir Malcolm Campbell
このモデルあたりで無理やり無い知識をフル回転させて考えると「Sir Malcolm Campbell」が出てきます。
もう完全に誰ですか?と言われても致し方ない感じですね。
この広告を見ると・・・うーん雰囲気的には近い感じです。
- SV製:£5ー15
- 9K製:£10-10
- 18K製:£15-15
と書かれています。そしてこの方こそがデイトナ・ビーチにROLEXを持ちこんだようです。
かなり“小さい”サイズだが物足りなさはない
左腕にROLEXがしっくりきています。現代の時計サイズとしてはかなり“小さい”方に振り分けられてしまうモデルですが、意外に今着けても・・・
物足りない感はありません。ただ実用として使うには防水性能や機械精度も過去の時計というレベルになります。
でもでもスクリューバックです。
これはやはりROLEXらしさを感じられます。(※シリアルは隠しております)
型番というよりもこの時代はパテントナンバーになるのでしょうか、PAT 260554・274789・281315となっているのようです。
DUSTPROOF&WATERPROOFという時代を感じるコピー・・・デイトナよりも先にデイトナに行ったROLEXのようです。
デイトナビーチ・フロリダ 広告では1935年の様です。最速を狙う!7th March 1935 (Daitona Beach) – 276.71Mph この記録なわけです。
たまたまこのブログを書いているときにニュースに載っていたのですが2012年9月20日にボンネビルにて265MPHの記録をたたき出したようです。
うーん406馬力まで上げたCBR1000RRで426km/h(265mph)ですから進化とはすごいものです。
1935年に18000㏄以上のエンジンでV12気筒を使い276MPHの速度をたたき出していたのが2012年には1000㏄程度のエンジンで4気筒で265MPHなんですから。ROLEXの進化と同じような感じですね。
悲しいやら嬉しいやらこのブログを書いている時点でこの時計【予約中】となっております・・・。
うーん状態はそれなりですね。たぶん70年以上は経過していますから傷も結構あります。それでも歴戦の傷跡ととらえましょう!
あと少しでアンティークと呼ばれそうな年月を過ごし今でも動いています。
うーんデイトナビーチやボンネビルで最速を目指した紳士の気持ちが少しわかるような気がします。
当時SWIMPROOFでありDUSTPROOFの新機構だったわけです。スクリューロックとスクリューバックは今でも変わらないROLEXの凄さを感じます。現行品には出せない時間の流れを感じさせてくれるヴィンテージをコレクションの中に増やしてみてはどうでしょうか?