先日会社の同僚の方々とツーリングに行ってきたスタッフ・タカギです。
今のバイクに乗り換えてから初めて長距離を走ったわけです。普段は1600cc近くあるバイクをスクーターの様に使っているわけで・・・
少し遠出をしたなのと思っても片道100㎞あるかないか程度です。ハーレー=長距離楽ちん的なイメージがあるんですが、本当にそうなのかと今まで私もそのイメージだけでした。
見た目を少し変えていくと本当はかなり違う結果になるという事です。
今回行った先は草津
この温泉まで行きました。でも高速道路で近くまでブーンと行くのではなくお昼を違うところで食べて山を越えていくという工程です。
行きは雨低温霙の地獄の行進でしたが、帰りはかなり気持ちよかったです。
【イメージやプレビューだけでは分からない】という事を身を持って知りました。
正直このバイクを買うまでこのメーカーに対してイメージしかなく、多少試乗した程度で全てを知る事は出来ませんでした。
購入後一年もたってからそれを知るわけです。数百キロ一気に走るからこそ知るわけです。
行き帰り100kmちょっとや分からないということですね。
うーんこれからはマイナス的な状況を対策していくしか方法はないのでしょう。
これは時計用のベルトを作るときも同じなのかなと思います。色や素材などを考慮しても
いざ時計に付けたら思っていたよりもイメージが違う・・・
作るときに少し違和感があっても仕上がって取り付けたら120%の満足感があったり。すごく面白いんです。
<やはりイメージと実際は違うんですね。>
今回私の時計で実験を行いました。当然革ベルトになっている手持ちの時計がブライトリングのエマージェンシーだけ・・・。
現状
見た感じほぼ100%の出来なんですが、新たに違う方向性にチャレンジします!ストラップをまじかで見るとかなりかっちりしたクロコです。
自分でも惚れ惚れするほどです。茶に少しオレンジがかったステッチが素晴らしい。上がってきたストラップがテカテカのクロコダイルです。
アランシルベスタインのストラップの様ですが、かなりチャレンジングな仕様です。
厚みもあります。しかもサイド部分はホワイトで仕上げてます。
うーんエスプリが効いてます。
長さが違います。これにはある理由があります。なんと言ってもオーダーの利点というか
オーダーだからこそ出来ることがあります。
このバランスの悪さが不満でした。すごくダメな感じです。
元々この時計に作ったベルトではなかったので、このような状態になって微妙な気持ちになります。
仕上がってきたベルトのバランス
これがオーダーベルトの真骨頂です。長さ・厚み・素材をフルに活用します。
これ以上ないバランスに仕上がります。
ベルトを外す場合にバネ棒の点検も一緒に行いますが・・・
ああああ曲がってる。
新品と比較すると見事な曲がり具合!交換です。
見事な色合いです。白・赤・紺というトリコロールカラーなんですが時計はノンポリッシュなので微妙にバランスが・・・
しかもこの後とんでもない事態が起きます。
ストラップに光沢がありバックルがヘアライン仕上げなのでまったくもって調和が
とれていません。これは正直どうなんだろうかと思います。
ですのでヘアラインを再仕上してしまえばいいのだ!!
宝石広場匠の技です。軽くプレート部分だけポリッシュしてくださいとお願いしたのですが、そんな中途半端は許さない!!!!
そして完璧な仕上げ
かなり気合を入れてくれています。本当に申し訳ない気持ちがいっぱいです。完璧なポリッシュです。
ビカビカです。
この仕上がりに感動します。ポリッシュだけは本当に技術がないといい仕上がりは望めません。
ただ磨くだけのポリッシュはポリッシュといいません。仕上がり面の反射した美しさ(鏡のような)と写りこんだときの歪の無さでいいポリッシュかどうかわかります。
だからこそ宝石広場の中古商品は美しい。このこだわりを是非とも感じてください。
完璧なる仕上がりのバックルを取り付けたらベルトの表面に負けない一体感です。
写りこんだ線が真っ直ぐなのがよくわかります。
うーんびしっとしてます。
ただ惜しいのは時計本体がポリッシュではないということです。
やはりポリッシュの時計によく似合うのでしょう。
ストラップを交換しただけでイメージが変わるということがよくわかる実験でした。